無心に一生懸命なものに心は動く
さて、今し方のこと。
昼食の片つけを終えて、食後にと羊羹を切り、
ふと目をやるとシンクの横にナイフの忘れ物。
食器洗い機に入れようと、その扉を開くと、
「ぴ!ぴんっ!」といういつもの電子音が響いた。
今までその中を流動していただろう水が下方へと
「ざぁっ」っと落ちる。
その瞬間「ごめん!」と誤った。
洗い中だったのだ。
一生懸命に食器を洗ってくれている食器洗い機が
意思をもつ、けな気にかわいい生き物に見えた。
無心に一生懸命なものに、人は心を動かされる。
あぁ~、無心に何かに打ち込みたいなぁ・・・
羊羹を食べながら、そんな気持ちになったのでした。