マイケルを探せ! ~野生のドラゴンとの出会い~
先日のことです。
2階にある玄関からポーチに立ち、
前庭の端にあるポストの方をぼんやりと見ていたら
視界にいつもとは違う何かが入っているのに気が付きました。
よく見ると、背骨を反らしてしっぽを高く掲げる四本足の何か・・・
近寄ってよくみると『イースタン・ウォーター・ドラゴン』?ではないですかぁ!
うれしびっくりだったので、近くでじっくりとよく見て確認して
にっこりとしてご挨拶をした後で、
写真を撮るために、急いで携帯を取りに室内に戻りました。
その後、彼は、金網を通り抜けて敷地から歩道へと歩き出しました。
それが、この写真💓
うわぁ~!なんで水辺の生き物がここにいるんだろう!
迷い込んだの?
うっ、でも、とにかくかわいい!
近くによっても怖がってないみたいだし。
感激しながら写真をとり、観察をして・・・
とそこで、とあるものが降りてきた!
「マイケル」
あぁ! 彼、マイケルって言うんだね。
うんうん♪そうだね。 マイケルだよね。 何だかすごく納得♪うんうん♪
ひとしきり交流してから、私は洗濯物休憩に。
洗濯物を干した後でマイケルを探すと、玄関前で虫ハンディングをしてました。
でも、一杯虫は飛んでいたいけれど、残念なことにハンティング成功ならず・・・
さて、「マイケルを探せ!」第1弾。
マイケルはどこにいるでしょう?
これはすんごい簡単かも💓
そうこうしているうちに、同居のパートナーがサイクリングクラブから帰宅して、
芝刈り機で芝を刈ろうとしているではありませんか・・・
大丈夫か、おい、マイケル?
怖くないか?
と、思うも、既にその姿は見えなくなってしまっているし・・・
そりゃあ、そうだ。 草刈り機、でかいし、爆音出してるし・・・
「この辺りに『ウォーター・ドラゴン』が来ているから、気を付けて」
そう伝え、芝刈りをしてもらうことにしました。
今の時期、真夏なので急激に草が育つ育つ。
大きく育った芝や草・草花たちの陰には、危険な生物が潜んでいる可能性大!
一噛みで、手足を失うこと必死の蜘蛛(手足失うのは噛まれた人の方です!)や、
毒蛇などが、その辺りにも普通に生息しています。
オーストラリアは、世界一の危険な生物の宝庫なのです。
結局、それ以来どこかへ行ってしまったマイケル。
彼が、『ウォーター・ドラゴン』であるならば、
私は保護して、どこか水辺に運んであげなきゃならなかったかも・・・。
しばらくしてから、そんな気持ちで一杯になっていました。
「せめても」と思い、たっぷりと庭にお水を撒いておきました。
心配で気になりながらも、うれしさをお裾分けしたくもあって、
次の日に、友人にマイケルの写真を見てもらいました。すると、
「とげとげ多くね?」
ってことに。
ん~、確かに、ウォーター・ドラゴンよりもとげとげが多いかも~!!!
実は、私もそう思ってました・・・。
でも、「(基本的に動物に興味のない←ここ重要!)オーストラリア人に確認したら、
『ウォーター・ドラゴン』だって言うし・・・」
それで、変な方向で納得してしまって、現実を見ないふりしてました・・・
ってことで、よくよく調べてみると
どうやら『Common Bearded Dragon』かその仲間らしい、ということに。
一件落着です。
『Eastern Water Dragon』は、水辺の周りに生息しているのだけれども、
『Common Bearded Dragon』は、
乾燥した森や林、シティも含めて住宅地の庭などに生息しています。
だから、
『Common Bearded Dragon』であれば、この辺りにもお気軽に生息しているのです。
マイケルは、私が出会った最初の『Common Bearded Dragon』。
だから、心配してしまったけど、
これからは、マイケルにも、その友達にも、頻繁に会えそうだね💓
動植物好きの私としては、どうにかして困っている動物を助けたいと思うのだけど、
(私のおかしな思い込みも手伝っていたわけだけど)
図鑑やネットでの検索や識別には限界がありそうですよ。
そして、動植物にあまり興味のない現地の方に尋ねたとしても、
間違った答えが返ってくる可能性もあって、だから、それに従って行動すると、
助けられる側の動物にとっては、
ありがたくないことにもなりかねる、かもしれません。
だとすると、的確に彼らを保護するためには、
例えば、近くの獣医さんところでボランティアをする、とか、
野生動物保護団体に登録して、勉強会に参加する、とか、
そんな風にして、実際のところをよく知っている方たちから
直接に個体を見ながら教えてもらう方が、近道かもしれないですよ。
今回の件では、そんなことをつくづく思ったのでした。
では「マイケルを探せ!」
第2弾をお楽しみください💓
わかるかな?
ほんの一例ですが、オーストラリアの野生動物保護団体には以下があります。
ご興味のある方は、ホームページをご覧ください。
寄付も可能です。
Australian Wildlife Conservancy
About WIRES Wildlife Organisation
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました!